6日の東京株式市場で日経平均株価は反落。個別銘柄では[3773]アドバンスト・メディア が大幅反発。8月3日に決算を発表。19年3月期第1四半期の連結経常損益は1.3億円の黒字(前年同期は1.1億円の赤字)に浮上したことが好感され買いが入りました。終値は前営業日比17円86銭(0.08%)安の2万2507円32銭。
【指数】
指標は以下の通りです。すべての指数が前日比マイナスとなりました。マザーズ指数は特に下落率が大きく連日で1%を超えました。
指標 | 現値 | 前日比 | 騰落率 |
TOPIX | 1732.9 | -9.68 | -0.56 |
東証2部指数 | 7289.65 | -36.91 | -0.5 |
ジャスダック平均 | 3767.67 | -20.74 | -0.55 |
マザーズ指数 | 1006.81 | -13.52 | -1.33 |
【概況】
東証一部の出来高は13億5067万株(前日は13億9949万株)。売買代金は概算で2兆0858億円(前日は2兆3264億円)。前日より出来高は減少、売買代金は減少しました。
東証一部の値上がり銘柄は全体の25%、値下がり銘柄は全体の70%でした。東証一部は売りが優勢でした。
また、東証マザーズの出来高は4848万株(前日は5744万株)。売買代金は概算で925億円(前日は911億円)。前日より出来高は減少、売買代金は増加しました。
東証マザーズの値上がり銘柄は全体の23%、値下がり銘柄は全体の72%でした。東証マザーズは売りが優勢でした。
業種別でみると前日比プラスは33業種中9業種。値上がり業種上位は情報・通信業、鉄鋼、石油・石炭製品でした。値下がり業種上位はその他製品、建設業、金属製品でした。
【為替相場】
為替相場をみると、執筆時点で1ドル111円台前半となっています。日本株式市場の取引時間になるとやや円安進行しました。
日足チャートを確認すると、移動平均25日線の下に位置しています。5日線が25日線を下抜けしていることが円安への重しとなることが予想されます。
【アメリカ株式市場】
3日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3日ぶり反発。7月雇用統計は市場予想を下回ったものの、利上げペースが加速しない内容だと市場に受け止められ買いが優勢となりました。ダウ工業株30種平均の終値は前営業日比136ドル42セント(0.5%)高の2万5462ドル58セント。
S&P500、ナスダック総合指数は以下の通りです。主要3指数が揃って上昇となりました。S&P500は全11種のうち10種が上昇。株式相場の予想変動率を示す変動性指数(VIX)は、前日比4.51%安の11.64でした。
指標 | 終値 | 前日比 | 騰落率 |
S&P500 | 2,840.35 | 13.13 | 0.46 |
ナスダック総合 | 7,812.02 | 9.33 | 0.12 |
NYダウ平均の日足チャートを確認すると、移動平均5日線の上に位置しています。上値は重たいものの、25日線、75日線が上向きつつあることから下値は限定的であることが予想されるため、狭いレンジでの値動きとなるでしょう。
【今後の見通し】
ダウ平均が反発したこともあり、日経平均は高く寄りました。その後下げに転じる場面もありましたが、為替相場が円安進行したことでプラス圏に復帰しあげ幅を拡大しました。日経平均の午前の終値は前営業日比101円38銭(0.45%)高の2万2626円56銭でした。
午後に入ると上げ幅を縮小。午前とは一転して下げに転じ、一時は2万2500円台を割り込みました。日経平均の終値は前営業日比17円86銭(0.08%)安の2万2507円32銭でした。
日足チャートを確認すると、移動平均75日線付近に位置しています。2万2500円付近で反発すれば、75日線が下値支持線として機能していることが考えられます。明日は薄商いで買い需要が旺盛でない中、上海市場の動向を意識した相場となるでしょう。また、「JPX日経400銘柄入れ替え発表」にも注目が集まります。
【今後のイベント】
今後の主なイベントとしては、7日の「JPX日経400銘柄入れ替え発表」、8日の「中国7月貿易収支」、10日の「米7月消費者物価指数」などがあります。イベントをきっかけに相場が大きく変動する可能性があります。リスク管理に気をつけましょう。
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