31日は8円高 日銀金融政策決定会合後はプラスに転じる

31日の東京株式市場で日経平均株価は反発。午後に日銀は金融緩和の強化を決めたことを発表。長期金利の一時的な上振れも容認する一方、新たに「フォワードガイダンス」を導入し、「当分の間、現在のきわめて低い長短金利の水準を維持する」と明確に約束しました。終値は前営業日比8円88銭(0.04%)高の2万2553円72銭

【指数】

指標は以下の通りです。マザーズ指数以外の指数が前日比マイナスとなりました。一部市場は出来高、売買代金が前日に比べ増加しましたがマザーズ市場にまでは波及しませんでした。

 

指標 現値 前日比 騰落率
TOPIX 1753.29 -14.86 -0.84
東証2部指数 7363.67 -19.17 -0.26
ジャスダック平均 3820.57 -10.72 -0.28
マザーズ指数 1039.29 0.6 0.06

 

【概況】

東証一部の出来高は19億7243万株(前日は14億5078万株)。売買代金は概算で3兆2635億円(前日は2兆2899億円)。前日より出来高は増加、売買代金は増加しました。

東証一部の値上がり銘柄は全体の29%、値下がり銘柄は全体の68%でした。東証一部は売りが優勢でした。

また、東証マザーズの出来高は3718万株(前日は4295万株)。売買代金は概算で756億円(前日は929億円)。前日より出来高は減少、売買代金は減少しました。

東証マザーズの値上がり銘柄は全体の42%、値下がり銘柄は全体の52%でした。東証マザーズは売りが優勢でした。

業種別でみると前日比プラスは33業種中8業種。値上がり業種上位は海運業、ゴム製品、鉱業でした。値下がり業種上位はその他金融業、銀行業、電気・ガス業でした。

 

【為替相場】

為替相場をみると、執筆時点で1ドル111円台前半となっています。日銀発表後は変動したものの、時間が経つにつれ発表前の位置に落ち着く形になりました。

日足チャートを確認すると、移動平均25日線の下に位置しています。5日線が25日線を下抜けているため円安の期待しづらい形になっています。

 

【アメリカ株式市場】

30日の米株式市場でダウ工業株30種平均は続落。フェイスブック、アマゾン・ドット・コム、ネットフリックス、アルファベット(グーグル)の「FANG」が売られ、相場を冷やしました。ダウ工業株30種平均の終値は前営業日比144ドル23セント(0.6%)安の2万5306ドル83セント

S&P500、ナスダック総合指数は以下の通りです。主要3指数そろって続落となりました。ハイテク株主体のナスダック総合指数は下落率が昨日に続き特に大きくなりました。S&P500は全11種のうち4種が上昇。株式相場の予想変動率を示す変動性指数(VIX)は、前日比9.44%高の14.26でした。

 

指標 終値 前日比 騰落率
S&P500 2,802.60 -16.22 -0.58
ナスダック総合 7,630.01 -107.41 -1.39

 

NYダウ平均の日足チャートを確認すると、移動平均5日線付近に位置しています。ハイテク株を中心に売りが優勢だったことから調整が入りました。5日線を下抜けしていますが、ここで踏ん張れないとなると2万5000ドル割れを警戒する必要が出てくるでしょう。

 

【今後の見通し】

ダウ平均が続落したこともあり、日経平均は安く寄りました。一時は2万2400円を割り込みました。日経平均の午前の終値は前営業日比68円12銭(0.30%)安の2万2476円72銭でした。

午後に入ると上げ幅を縮小。注目の集まっていた日銀の金融政策決定会合の結果は、上場投資信託(ETF)の買い入れについてTOPIX連動型ETFの比率引き上げを決定など事前に報道されていたものが多く、サプライズはありませんでした。日経平均の終値は前営業日比8円88銭(0.04%)高の2万2553円72銭でした。

日足チャートを確認すると、移動平均5日線の下に位置しています。日銀金融政策決定会合を通過したことで様子見ムードは幾分解消されるかもしれませんが、チャートにはっきりとしたトレンドが表れていないことやFOMCや米7月雇用統計を控えていることもあり明日以降も上値の重い展開が予想されます。

 

【今後のイベント】

今後の主なイベントとしては、31日から8月1日の「FOMC」、8月3日の「米7月雇用統計」などがあります。イベントをきっかけに相場が大きく変動する可能性があります。リスク管理に気をつけましょう。

 

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