5日の東京株式市場で日経平均株価は続落。個別銘柄では[6552]GameWithが一時ストップ高。4日、スマートフォンゲーム人気の高まりを受けて、ゲームユーザー向け簡単グループチャットサービス「PiPi Talk(ピピトーク)」の提供を開始したと発表したことを材料視した買いが入りました。日経平均株価の終値は前営業日比116円72銭(0.53%)安の2万1919円33銭でした。
【概況】
東証一部の出来高は14億6316万株(前日は15億5187万株)。売買代金は概算で2兆5094億円(前日は2兆7343億円)。前日より出来高は減少、売買代金は減少しました。
東証一部の値上がり銘柄は全体の27%、値下がり銘柄は全体の69%でした。東証一部は売りが優勢でした。
また、東証マザーズの出来高は4277万株(前日は6139万株)。売買代金は概算で788億円(前日は953億円)。前日より出来高は減少、売買代金は減少しました。
東証マザーズの値上がり銘柄は全体の36%、値下がり銘柄は全体の57%でした。東証マザーズは売りが優勢でした。
【指数】
指標は以下の通りです。すべての指数が前日比マイナスとなりました。午後に入ると下げ幅を拡大しました。
指標 | 現値 | 前日比 | 騰落率 |
TOPIX | 1640.49 | -8.71 | -0.53 |
東証2部指数 | 7067.83 | -42.71 | -0.6 |
ジャスダック平均 | 3594.79 | -11.49 | -0.32 |
マザーズ指数 | 1012.02 | -4.79 | -0.47 |
業種別でみると前日比プラスは33業種中5業種。値上がり率上位業種は食料品、電気・ガス業、水産・農林業でした。値下がり率上位業種は銀行業、機械、鉱業でした。
【為替相場】
為替相場をみると、執筆時点で1ドル113円台前半となっています。円高進行は一服しました。
日足チャートを確認すると、移動平均75日線付近に位置しています。112円台前半まで円高が進むとさらに円高進行する可能性が出てきます。
【アメリカ株式市場】
4日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3営業日ぶり反落。米債券市場で3日に3年債の利回りが5年債利回りを11年ぶりに上回り、期間の長い利回りが短い利回りを下回る「逆イールド」が確認されたことで投資家心理が悪化しました。ダウ工業株30種平均の終値は前営業日比799ドル36セント(3.1%)安の2万5027ドル07セント。
S&P500、ナスダック総合指数は以下の通りです。主要3指数揃って下落となりました。S&P500は全11種のうち1種が上昇。株式相場の予想変動率を示す変動性指数(VIX)は、前日比26.16%高の20.74でした。
指標 | 終値 | 前日比 | 騰落率 |
S&P500 | 2,700.06 | -90.31 | -3.24 |
ナスダック総合 | 7,158.43 | -283.09 | -3.8 |
NYダウ平均の日足チャートを確認すると、移動平均25日線の下に位置しています。1990年や2001年、07年の景気後退の前に起きた「逆イールド」が起きたことで売りが優勢となりました。VIXも急騰していることから今後の相場も厳しい展開となることが予想されます。
【今後の見通し】
米株式市場が大幅反落したこともあり、日経平均は安く寄りました。しかし、ほぼ寄り底の展開でその後は下げ幅を縮小しました。日経平均の午前の終値は前営業日比89円11銭(0.40%)安の2万1946円94銭でした。
午後に入ると下げ幅を拡大。底堅い相場だった一方、2万2000円台を回復することはありませんでした。日経平均の終値は前営業日比116円72銭(0.53%)安の2万1919円33銭でした。
日足チャートを確認すると、移動平均25日線付近に位置しています。下げ幅を拡大したことから今後も上値の重い展開が予想されます。明日の相場は米株式市場の動きに左右されることが予想されます。米11月雇用統計を7日に控えていることが意識される可能性があります。
【今後のイベント】
今後の主なイベントとしては12月7日の「10月景気動向指数」、「米11月雇用統計」などがあります。イベントをきっかけに相場が大きく変動する可能性があります。リスク管理に気をつけましょう。
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