株主優待をタダ取りできる「つなぎ売り」とは?

株主優待を実施する企業は2017年は1368社と上場銘柄の35%以上を占める株主優待王国の日本。株主優待の中には利回りにすると10%を超えるものもあります。今回は株主優待をタダ取りできる「つなぎ売り」についてご紹介します。

【「つなぎ売り」とは?】

今回紹介する「つなぎ売り」とは株主優待獲得の権利を取るために現物株を買うと同時に、信用取引で同じ銘柄を空売りすることです。「クロス取引」と呼ばれることもあります。

たとえばA企業の優待が欲しいと思いました。株価は1000円です。優待を貰うためには買わなければいけませんが、買った後に1000円より下がってしまうと損をしてしまいます。

そこで、1000円で買うと同時に1000円で同じA企業の株を売ります。その後900円になったとします。買った株は100円の損になりますが、売った株は100円の得になります。つまり株価がいくら変動してもプラスマイナスゼロです。

優待をもらう権利が確定し、権利落ち日以降に「現渡し」をすることで取引は終了です。「つなぎ売り」をすることによって株価下落リスクを取ることなく優待をゲットすることができます。

 

【つなぎ売りの準備】

  • 信用口座の開設

つなぎ売りは信用取引ができることが前提条件になります。まずは証券口座の信用口座を開設して、信用取引をする準備をしましょう。

  • 信用売りができる銘柄を探す

信用取引で売ることができない銘柄については、つなぎ売りはできません。SBI証券では、株主優待検索でつなぎ売りができる銘柄を絞り込んで探すことができます。証券会社から提供されているツールを有効活用しましょう。

 

【つなぎ売りの方法】

  • 注文は権利付最終日の寄り付き前までに

探した銘柄に現物買いの成行注文と信用売りの成行注文を同数出します。ポイントは注文を寄り付き前におこなうことです。ザラ場中におこなうと同じ価格で約定しない可能性があります。

寄り付き前に注文することで同じ価格でポジションを取ることができ、下落リスクがなくなり、株価による損益が0円になります。

  • 権利付最終日の15時まで株を保有

注文して取得したポジションは権利付最終日の15時まで保有します。それまでに手放してしまうと、株主優待は手にはいらないので注意してください。

  • 権利落ち日以降に「現渡し」

権利付最終日の翌日である「権利落ち日」以降に、「現渡し」で信用売りの建玉を現物買いした株で返済することで、取引終了です。

(ポジションを取ったときと同様に寄り付き前に成行注文を出して、同値で処分するという方法もありますが、SBI証券や楽天証券のように「現渡し」で返済すれば手数料がかからない証券会社もあるので、こちらの方がお得だと思います)

 

【つなぎ売りのコスト】

株価による損益が0円となるつなぎ売りですが、取引に手数料などのコストがかかります。このコストをもらえる優待が上回るとお得ということになります。つなぎ売りのコストを式にすると

現物買い手数料+信用売り手数料+信用売り貸株料+現渡し手数料=つなぎ売りのコスト

となります。現渡しは先述のとおり手数料がかからない証券会社もあります。

制度信用取引でおこなう場合は更に逆日歩(ぎゃくひぶ)がつく可能性があります。逆日歩が発生すると優待で得する以上のコストがかかる場合があります。つなぎ売りを利用する場合は一般信用取引で空売りすることが可能な銘柄にすることをオススメします

また、現物買いの配当は受け取れますが、信用売りの配当調整金を支払う必要があります。このため、配当は実質受け取れないと考えましょう。

「つなぎ売り」を活用して賢く株主優待をゲットしましょう!

 

【まとめ】

  • 信用口座を開設する
  • 信用売りができる銘柄を探す
  • 一般信用取引で空売りできる銘柄がオススメ
  • 注文は権利付最終日の寄り付き前までに
  • 権利付最終日の15時まで株を保有
  • 権利落ち日以降に「現渡し」で取引終了

 

行列のできる注目株一覧はこちら

注目株の戦績はこちら

 

クリックしていただけると励みになります!

にほんブログ村 株ブログ 株式投資情報へ air_rank

 

【ほかの注目銘柄を探す】

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です