20年前の11月

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今日で11月が終わります。あと1ヶ月で2017年が終わりだと思うと、1年があっという間だったと思う方もいらっしゃるかもしれません。

11月を振り返ると日経平均では7日にはバブル崩壊後の戻り値を超える2万2937円、9日には1992年1月8日以来の高値となる2万3382円をつけるなど初旬は好調でした。

 

しかし、9日の乱高下以降、10月から続いていた右肩上がり相場は終わり、低調になりました。中旬からは調整に入り、11月の高値をつけた1週間後の16日には月間安値21972円まで下落しました。

 

下旬はほぼ横ばいの動き。結局11月の終値はいくらいくらでした。

 

日本の金融界にとっての11月

このように2017年11月は日本の株式市場に転換点が発生した月でした。しかし、今から20年前の11月の日本は歴史に残る大変動が起こった1ヶ月でした。

 

1997年11月、日本で相次いで大手金融機関が破綻し、金融危機が起きました。

 

以下に動向をまとめました。

 

11月3日、三洋証券が経営破綻。これが戦後初の証券会社の破綻でした。

 

11月17日、北海道拓殖銀行が経営破綻。都市銀行としては現在、戦後唯一の破綻した銀行です。

 

11月24日 山一證券が自主廃業を発表。会見の場での「社員は悪くありませんから」という野澤社長の言葉が強く印象に残った方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

11月26日 徳陽シティ銀行が経営破綻。

 

いずれの金融機関も、バブル崩壊によって巨額の不良債権を抱え破綻しました。かつて「銀行は潰れない」という神話がありました。しかし、それも崩壊してしまいました。

 

「戦後初」、「戦後唯一」という言葉からもこの1ヶ月間にいかに大きな出来事が凝縮されていたかということがうかがえます。

 

それから「失われた20年」と呼ばれた時を経て、日本の株式市場は回復した姿を見せています。

 

今の株式相場を見て、バブルだと感じている人もいるかもしれません。しかし、PERで見た場合バブル期は60倍を超えていたと言われています。現在は15倍程度。当時と比べて現在の値は割安な状態と言えるでしょう。

 

企業の業績も良好なところが多く見られます。業績向上を伴った上昇であればそれはバブルではなく、健全な上昇だと言えます。

 

金融危機から得るべき教訓

私たちが教訓としなければならないのは、どんなことにも絶対はないということです。投資においても同じことが言えます。それを無視して投資すれば、株式市場では長く生きていけません

 

語ることができるとすれば、あくまで上昇する、あるいは下落する可能性があるという話までです。しかし、可能性の高いことに継続的に投資できれば、結果は自ずと出てくるでしょう。

 

投資に絶対はないという前提のもと、高い可能性に投資し続ける力が求められます。

 

いつも相場に対して準備をしている人のみが恩恵を受けられると私は思います。

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